はじめに
みなさん夏といえば何をイメージするでしょうか?
花火や夏祭り、海、スイカ、蝉、かき氷などありますが、僕はやっぱり海なんですよね!
そして僕は、海といったら”サーフィン”なんですね!
2020年の東京オリンピック(2021年)では、初めてオリンピック競技に採用され、一気に知名度が上がったかと思います。
しかも初めてのオリンピックで、五十嵐カノア選手は見事に銀メダルを獲得し、感動を与えてくれました。
あの見事なライディングを見て「サーフィンやってみたいなぁ」「自分もあんなふうに波に乗れたらなぁ」と思った方がたくさんいたのではないでしょうか?
反対に、少しサーフィンをしたことがある方ならきっと「ありゃ無理だ…」「やっぱすげ〜な〜、あのコンディションで自分が海に入ったら冗談抜きで死んでしまう」と思った方もいるでしょう(僕もその1人です)
でもこれ、大袈裟ではなく本当にそうで、自然を相手にするスポーツなので、知識やマナーなど身につけてからでなければ非常に危険です。
この記事では、これからサーフィンをはじめてみたい方、初めてみたけど、全然上達しないし、やめようかなと思っている方に向けて、サーフィンの魅力や長く楽しめるコツを、僕の経験をもとに書いていこうと思います。
これを読めば、少しでもサーフィンを楽しく長く続けていけると思いますので、ぜひ最後まで見ていってください
では行ってみましょう!
サーフィンの魅力
サーフィンは、海、太陽、風など、大自然のパワーを存分に全身で感じることができる素晴らしいスポーツです。
また、大自然の前では人なんてちっぽけなものだと身をもって体験することになります。
そして、その大自然のパワーを使って、自然と一体になれるのがサーフィンです。
波に乗っている時の感覚は何事にも変え難いものであり、最高の感覚ですよ!
僕は初めて波に乗った時のことは忘れることはなく、今もはっきり覚えているぐらいに衝撃的で最高の気分でした。(ちなみに僕の場合は小学生の時に海の家で借りたボディーボードでした)
おそらく皆さんもその感覚を味わえば、ずっと記憶に残ると思います!
でも正直、サーフィンって難しいんです…
サーフィンは難しい
上達するのに時間がかかる
理由は簡単で、陸ならば毎日できるスポーツも、サーフィンは”波乗り”と言われる通り、波がなければできないからです
コンスタントに毎日波があればいいですが、僕のホームポイントの和歌山なんかはあまり波の立たないところなので、たくさん練習できません
ただでさえ波の立ちにくいところなのに、仕事が休みの日にタイミングよく波があるって一年通してもあまりないんですね
そして皆さんは、いざ、初めて海に入った時、おそらくボードを持って海の中にいるだけで思うように動けず、ものすごく疲れると思います。
ボードを必死につかみ、向かってくる波に耐えなければなりませんし、他のサーファーの邪魔にならないように動かなければいけません。それだけでものすごく疲れます。
サーフィンは見た目以上にタフなスポーツです
海のコンディションが毎回違う
毎回同じ波のコンディションならば良いのですが、そうはいかず、その日によって波の高さも違えば、形も違うんですね
また、海に入っている間にコンディションが変わっていったりするので、それに合わせる必要があります(波の高さなど)
波の取り合い
基本は”ワンマンワンウェーブ”と言われ、ひとつの波に乗れるのは1人です。
そのひとつの波をみんなで取り合い合戦です。
混雑するポイントなどでは、毎回波に乗れず「あぁ、今日はあんまり乗れなかったなぁ」なんて日も全然あります。
サーフボードの種類


サーフボードには、大きく分けて、ショートボードとロングボードに分かれます。
そしてこの間に、ショートボードとロングボードの中間に位置するミッドレングスと呼ばれるものがあります。
ショートボード
一般的に〜7フィート(約210センチ)までのボードがショートボードと呼ばれています。
特徴としては、キビキビした機敏な動きでサーフィンができます。
なんと言っても格好いいですよね!
サーフィンのイメージといえば、このショートボードのような先の尖った短いサーフボードを想像する方が多いんじゃ無いでしょうか。
ロングボード
一般的に、9フィート〜のサーフボードをいい、特徴としては優雅にサーフィンするイメージです。ボードの上を歩いてみたり、ボードの先端に乗ってみたり、のんびりとリラックスしたサーフィンのイメージでしょうか?
ショートボードに比べて体力も使わず、パドリングも容易で楽にテイクオフができるため、多力がなく、あまりサーフィンに行けないけど、サーフィンを楽しみたいという方は、マジでロングボードをオススメします。
しかも、ロングボードは波が小さくてもボードに浮力があるので波を簡単にキャッチできて楽しめます。
ミッドレングス
ミッドレングスは一般的に7フィートぐらい〜8フィートぐらいのものをいい、近年流行りのサーフボードです。
特徴としては、ショートボードとロングボードのいいとこ取りした感じのボードです。
特徴は、ショートほどキビキビ動きませんし、ロングほどパドリングやテイクオフも容易では無いですが、いいようにいえば、パドリングやテイクオフもまあまあ楽で、そこそこ動いて技もできるし、リラックスしたサーフィンもできます。
このミッドレングスでサーフィンを始める方が多いのではないでしょうか
最初のボード選びが大事
僕は、最初に手にするサーフボードが結構大事だと思っています。
というのも、僕が初めて手にしたサーフボードは、プロが使うようなゴリゴリのショートボードでした。
そんなボードでなんの知識もなくサーフィンを始めたので、波に乗るどころか、パドリングやテイクオフ(波をキャッチしてボードの上に立つ事)すらままならず、長い間、ほぼほぼ毎回洗濯機のように波に巻かれて海水を飲み、「オエ〜」となっていましたw
このようなショートボードはサーフィンを始めたばかりの初心者には難易度が高く、とても普通に扱える代物では無いんですね
もちろんなかなか上達しませんし、必死でパドリング(ボードに腹ばいになって手で漕いで進んでいくこと)して沖を目指すも波に押し戻され、しんどくなって結局適当な波に乗ろうとして波に巻かれるの繰り返しです。もう修行です…
そんな中、海の中でボードを持ってゼェ〜ゼェー言っている僕のそばを、小学生ぐらいの小さい子供が「ひょいひょいっ」と上手に波に乗っていくんですねw
そして思うのが
「俺はいったいなんやねん…」
こんな経験をした方は絶対いてると思いますwww
大体こんなことの繰り返しでしたねw
結局、そのサーフボードは近所のフリーマーケットで出品し、2000円で外人さんがゲットして持って帰りました(しかもケース付きで。安!)
そして、そこからは何年もの間ショートボードを何本か乗り継いで、横には走っていけるぐらいにはなりましたが、何年もかかりました。
で、ある日サーフィンをしている時、いつもは気にもならないロングボードですが、そのロングボードで沖から笑いながら波に乗ってくる方をみて、あまりに楽しそうだったんで、「よし、1回ロングに乗ってみようかな」と中古のロングボードを探して購入したんですね。
そして、いざ入水すると
「なんじゃこりゃ!!」
もともと何年もショート一筋だったのもありますが、パドリングは力いらないし、テイクオフも余裕でできるし、狙った波にほぼ確実に乗れるし、最高じゃないか!!あのショートでの修行の日々はなんだったんだとなったんですね
そこからは、サーフィンに行くときは、だいたいロングボードを持っていくようになりましたね(だって楽しいから)
今思えば、最初にロングボードを手にしていたら、僕のサーフィンライフはも〜っと充実してように思います
オススメボード

コストコサーフボード
近年では、マシンシェイプ(機械が作る)サーフボードが多く、安価なものがありますが、それでも5万円程度〜になってきます。それに加えてボードケースやリーシュコード(ボードと人を繋ぐコード)ワックス(ボードに塗る滑り止め)フィン(サーフボードの裏にあるヒレみたいなもの)デッキパッド(滑り止め)など備品を入れたらまあまあの金額になります。
そこでオススメなのが、コストコで販売されている8フィートの長さのサーフボードです。
今大人気のサーフボードで、海に行けば必ず見るほどです。
オススメする理由
サーフボードの素材って、一般的にウレタンのフォームに樹脂をコーティングしたもので硬いものが多いです。そんなボードでサーフィンしていてバランスを崩してこけてしまったりして、その硬いサーフボードが自分や他の人にめがけて飛んで当たってしまうことがあります。非常に危険です
僕はショートボードの先の尖った部分が自分にめがけて飛んできて、顔面(くち)にヒットし、血だらけになった事もあります。幸い他人には当たらなかった事と、大怪我にはならなかったので良かったですけど、まあまあのダメージでサーフィンは中断でした。
それに比べ、コストコのサーフボードは素材がスポンジボードといって柔らかい素材なため、接触しても大怪我にはなりにくく初心者には安心です。混雑しているポイントなどでは尚更です。結構サーフボード同士がぶつかって傷ついたりすることがあります。
サーフボード同士ならまだいいですが、他のサーファーにぶつかって大怪我などしたら…
考えるだけで怖いですよね
そして何より、ちょっと運動神経のいい方なら、初めてのサーフィンでテイクオフできちゃうぐらいイージーなボードです。サーフィンの楽しさを体験するにはもってこいのボードです。
年々価格は上がっていますが、それでも15000円程の安価で、なんと!リーシュコード、フィン、デッキパッド付きです!
サーフィンスクールではこのスポンジボードを使っているところがほとんどでは無いでしょうか。
実は僕も持っていて、結構これで遊んでたりしますw
挫折せず続けるコツ
まずはスクールに行ってみる
まず、サーフィンのスクールに行ってみて実際に体験してみるのがいいと思います。
インストラクターの方が丁寧に教えてくれるので、サーフィン楽しいってなると思います。
もひとついいのは、スクールってだいたい何人かのグループで行うことが多く、みんな同じ一からスタートする方達で同じレベルなので、そこで波乗り友達ができちゃったりします
これは結構大きくて、一緒にサーフィンできる友達がいるのってめちゃめちゃいいですよ
海の中で、「今のライディングよかったね!」とか会話しながら、ニコニコしながらサーフィンを楽しめますよ!
とにかく楽しむ
そして、僕が経験して思う続けていくコツは、とりあえず
「毎回楽しんでください」
は?なにそれ?て思う方もいると思いますが、ほんとそれなんです。
「上手くならないと」とか「なんで上手にならないんだ」とか思うと思います。
でもね、とりあえず
「そんなんどうでもいいです」
楽しんでください。
確かに向上心は大事です。でも二の次です。とにかく全てを楽しもうとしてください。
波に押し戻されることや巻かれることも、それも含めて楽しむんです。「自然のパワーすげ〜な!半端ね〜よ!w」ぐらいな気持ちでいてください。
ショートボードでは、初心者には修行に近いものがあるので、なかなかこのメンタルにはならないですが、僕がオススメするコストコボードのような浮力のあるボードなら、楽しみながらサーフィンすることは可能です。
楽しいと、サーフィンについてテクニックやルールなどを自ら調べて学ぼうとします。そうして海に通っているうちに自然に上手になっていきます。
もし初心者の方でショートボードに乗っていて伸び悩んでいる方がいたら、一度こう言う長いボードに乗ってみる事をオススメします。案外上達のヒントがあったりしますよ!
まとめ
サーフィンは確かに難しいスポーツです。体力の消耗、毎回変わるコンディション、そして波の取り合い。思うようにいかないことばかりかもしれません。
でも、だからこそ波に乗れた時の感動は格別なんです。
僕の経験から言えることは、最初のボード選びがとても大切だということです。ショートボードから始めて何年も苦労した僕だからこそ言える事は、初心者の方は無理をせず、長い浮力のあるボードから始めるのがいいです。
海に行く頻度が少なかったら尚更です。
コストコのスポンジボードは、安全で扱いやすく、サーフィンの楽しさを実感できる最高の入門ボードです。「こんなに楽しいスポーツだったのか!」と感じてもらえるはずです。
そして何より大切なのは、上達を焦らず、毎回海に入ることを楽しむことです。波に巻かれても、思うように乗れなくても、それも含めてサーフィンです。自然の前では誰もが初心者なんですから。
まずはサーフィンスクールで体験してみて、仲間を作って、一緒に楽しみながら続けていくのもいいでしょう。そうしているうちに、気がつけば上達しているものです。
サーフィンは一生楽しめる素晴らしいスポーツです。この記事を読んで「やってみたいな」と思った方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと新しい世界が待っていますよ!
サーフィンの神様こと、ジェリーロペスさんの名言でこんなものがあります。
「海にいる中で一番のサーファーは、常にその中で一番楽しんでる人だ」
いい言葉です。
楽しくサーフィンしましょう!!
おしまいっ
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