【教育訓練給付金制度】を使って大型免許、けん引免許を安く取得する!

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はじめに

いつか大型トラック、大型トレーラーに乗って仕事をしたいと思っている方は多少なりともいらっしゃるかと思います

僕もそのひとりで、小さい頃からの憧れでもありました

現在は、その憧れでもあった大型トレーラーに乗って、それはそれは楽しくて最高な毎日を送ってるわけです(勤務時間に関しては別)

ただね、「免許代ってね、めっちゃ高い…」

普通免許しかなかった僕は、教習所へ大型とけん引を同時に取りに行ったわけですが、免許代が両方足してなんと50万越えです…

大型免許とけん引免許はもともと欲しかったんですけど、教習料金が高いです…

そこで、なんか安くなる方法はないものかと思って調べてみたら、雇用保険に加入していると、教育訓練給付金制度というものを受けることができ、国から教習料金の一部を支給してくれるという、かなりありがたい制度があること知りました

結果、この制度のおかげで免許を結構安く取得する事ができましたので、免許取得を考えている方はこの制度を活用しない手はないので、ぜひ参考にしてみてください!

教育訓練給付金制度とは?

制度の概要

以下、厚生労働省サイトより引用

教育訓練給付金とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部が支給されるものです。

簡単に言えば、働く方のキャリアアップを国が応援しますよっていう制度で、国が指定する教育訓練(指定講座)での資格取得にかかった費用を一部、国が負担しますよっていう事ですね

給付金の種類

給付金の種類は全部で3種類あります

  • 専門実践教育訓練給付金(教育訓練費の50%、年間上限40万円を支給)
  • 特定一般教育訓練給付金(教育訓練費の40%、年間上限20万円を支給)
  • 一般教育訓練給付金  (教育訓練費の20%、年間上限10万円を支給)

このように分かれています

大型・けん引免許で使える給付金の種類と適用条件

特定一般教育訓練給付金を狙う

残念ながら、支給額が一番大きい「専門実践教育訓練」での大型、けん引免許の指定講座はなく、「特定一般教育訓練」「一般教育訓練」になります

さらに、「特定一般教育訓練」での大型免許やけん引免許の講座も少ないことから、大体の方が「一般教育訓練給付金」の枠になると思います

ただ、対象の数は少ないですが0ではなく、もしも指定講座のある教習所に通えるのであればラッキーですので、一度は確認してみましょう

お近くの通える範囲での教習所に直接問い合わせてみるのが早くて確実です

厚生労働省のサイトにも講座、スクールの検索フォームがありますのでこちらも参考にしてみてください

講座、スクール検索はこちら↓

https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/SSR101Scr01S

給付金の対象者(適用条件)

給付金の対象者として

  • 受講開始日時点で、在職中で雇用保険に加入している。若しくは離職してから1年以内の方
  • 離職してから1年以内の方(※1)
  • 今までに教育訓練給付金を受けたことがない方(※2)
  • 雇用保険の加入が1年以上ある方(専門教育訓練受講の方は2年)

※1、妊娠、出産、育児、疾病、負傷などの理由により、適用対象期間の延長を行った場合は最大20年以内

※2、前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある方、前回の支給日から今回の受講開始日までに3年以上経過している方

もしも、離職して1年以上経つ方や、離職してから1年以内で教育訓練給付の受給に必要な雇用保険の加入期間が不足している方は、教育訓練とは別に、求職者支援訓練というものがありますので、詳しくはお住まいの管轄するハローワークに問い合わせてみてください

給付金を使うといくら安くなるか?

以下は、僕が実際に取得した教習所の現在の教習料金で比較したものになります

特定一般教育訓練給付金の場合

スクロールできます
教習料金給付率40%適用支給額
(上限20万)
自己負担額
大型免許423,760円
(税込)
423,760円×0.4
169,504円
169,504円254,256円
けん引免許145,750円
(税込)
145,750円×0.4
58,300円
58,300円87,450円
(税込)
合計569,510円
(税込)
227,804円200,000円
(上限)
369,510円
(税込)

一般教育訓練給付金の場合

スクロールできます
教習料金給付率20%適用支給額
(上限10万)
自己負担額
大型免許423,760円
(税込)
423,760円×0.2
84,752円
84,752円339,008円
(税込)
けん引免許145,750円
(税込)
145,750円×0.2
29,150円
29,150円116,600円
(税込)
合計569,510円
(税込)
113,902円100,000円
(上限)
469,510円
(税込)

ポイント

上の表を見ても分かるように、一般教育訓練に比べて、特定一般教育訓練は20万円安くなります!

ただ、特定一般教育訓練給付金の対象の教習所は少ないので、申し込もうと思う教習所が対象の教習所かどうか必ず確認する必要があります

一般教育訓練給付金では、金額が10万円に落ちてしまいますが、それでも10万円はかなり大きいので必ずこの制度を使うようにしましょう!

特定一般教育訓練給付金または、一般教育訓練給付金対象の教習所なのか、直接教習所へ確認する

給付金を活用して免許を取得する具体的なステップ

給付資格の確認

自分が給付条件を満たしているか確認をします

目次3−2 給付金の対象者(適用条件)を参考に確認してみましょう

ハローワークで支給要件照会の手続きをすると、給付が受けられるかどうかをより詳しく調べることができます

対象講座の選定

受講する予定の教習所へ、特定一般教育訓練給付金、若しくは一般教育訓練給付金の対象かどうかを確認する

指定講座であることを確認して、教習所へ受講の申し込みを行う

給付金の申請

教習所での受講を修了したら、その修了日より1ヶ月以内にお住まいの管轄のハローワークに支給申請をしてください

「e-Gov」という電子申請でも可能です↓

https://shinsei.e-gov.go.jp

注意すること

教習所に通って免許を取得しようと思っている方は、この制度を知らないと普通に教習料金の全額を支払うことになりますし、こちらから申し出ないと向こうからは基本、制度についての提案などはありませんので注意が必要です

また、必ず受講修了日より1ヶ月以内の申請が必要で、期間が過ぎると給付金が支給されなくなりますので注意が必要です

給付条件などの詳しい内容は、お住まいの管轄するハローワークに問い合わせてみてください

まとめ

以上、これから大型免許、けん引免許の取得を考えている方に向けて、免許取得にかかる費用を少しでも安くしようというお話でした

高い教習料金ですが、国の制度を使えば費用を大幅に抑える事ができる可能性もありますので、貰えるものはもらいましょう!

特定一般教育訓練給付金に関しては、対象の教習所がそこまで多くないことから給付を受けるのが難しいですが、一般教育訓練給付の枠なら多くの教習所が対象になっているので、給付を受けられる可能性も高いです

最後に、教育訓練給付金制度は最低でも10万円〜貰えますので、ぜひこの制度を利用して免許を取得してください!

おしまい

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